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[PBP 2019まとめ] 総括 [PBP]

今回のPBPを通して反省したこと,学んだことをまとめます.

コース難易度は高い

はっきり言って一般的なブルベに比べてPBPのコース難易度は高いです.PBPの完走率は70%くらいだそうですが,それが全てを物語っています.SR達成者をもってしてもそのくらいの完走率になってしまう難しさなのです.

時差ぼけや飛行機輪行の難しさが原因と言われることがあって,確かにそれも一因であるとは思いますが,それよりももっと基本的な部分 -- 1200km通して終始アップダウンの連続 -- というコースの難易度が高いのだと思います.

蛇足ですが,アジア勢の完走率の低さからやっぱり時差ぼけ,気候の差が課題視されることがありますが,こちらももっと単純に欧米人とアジア人の体力の差が大きいと思います.やっぱりこういった持久力パワー系の欧米人の力はすごいです.一緒に走っていて本当にそう思いました.

PBPの参加者はSR達成者以上で,突き抜けちゃっている人もかなり多いので,「平坦コース」,「余裕」とか言っている人も多いですが,"普通"のランドヌールならば気合いを入れて本気モードでぶつからないと何が起きるか分からないと思います.

日本のブルベでのテクニックは通用しない

日本のブルベで身につけた,走力以外のテクニック -- コンビニ活用術,健康ランド・ホテルを活用した仮眠術 -- はPBPでは全く役に立たないです.

基本的に補給場所はコントロールか途中の街のみ.そこで得られる物資は極めて限られている.コンビニならば何でも一通り揃っていますが,PBPのコントロールでは食事はパスタかパン,サンドイッチ,飲み物は水かコーラかオランジーナのみ.途中の街では行ってみるまで何が得られるか分かりません.

途中の仮眠も,暑さ寒さの中で野宿する技術を持っていないと(日本だとなかなか身につかない),結局コントロールの仮眠所を利用するしかなくなり,行程の選択肢が非常に限られてしまいます.

...と,このあたりは予め察知していて,やっぱり難しかったなというところですが,走ってみて初めて気づいたのがフレームバッグの容量の少なさでした.今回,普段の長距離ブルベと同様,フロントバッグとサドルバッグだけで臨みましたが,これも補給や休息場所,非常時の物資は途中で確保できる前提での必要十分な容量でした.

コントロールで調達できる食糧はもっぱらサンドイッチかデニッシュでしたが,とても持ち運ぶ余裕がなく,結果的に毎コントロールで並んで食事しなければなりませんでした.そういったかさばる食糧や,防寒着や寝袋を積載することができれば走行プランにもっと自由度を持たせられたと思います.

日本の便利な環境を敢えて使わないような訓練をしないとPBPの環境では太刀打ちできないと思います.

天候対策は重要

今回のPBPで私が一番苦しんだのは夜の寒さでした.今夏ヨーロッパを記録的な熱波が襲ったため,どうしても頭が暑さ対策にばかり向いてしまい寒さ対策がおろそかになってしました.

ところが実際走ってみると寒さの方が厳しく,特にブレストに近づくほど気温が下がっていき,かなりつらかったです.結局,復路のLoudeacを前に発熱してしまいました.とりあえず着れるもの全部 -- 上は半袖ジャージ3枚,ウィンドブレーカー,レインジャケットの重ね着.下はショーツと雨具の重ね着 -- を着こんでなんとか熱を下げることができましたが,これは本当運が良かっただけで,ここでリタイアになってもおかしくありませんでした.

また寒さ対策が不十分だったため,夜間に屋外で仮眠を取れずに苦労しました.走っていれば何とか体温を維持できたものの,止まって寝てしまったら凍えて死んでしまうと,とにかく走り続けなければなりませんでした.大きな声で言えませんが正直危険な場面もありました.5~7度という寒さの中で安全に仮眠できるだけの防寒具は絶対に必要です.

ネット接続は注意

今回,途中のコントロールでタイムアウトになってしまったわけですが,その理由の1つが途中でのペース確認,貯金確認がうまくできなかったというのがあります.

私は普段のブルベではスマホでスプレッドシートを用意して途中々々でペースを確認するようにしています.PCで到着時刻を入力すると,それまでの区間グロスと貯金時間を計算するようなシートです.

今回もそのようなシートを用意して臨んだのですが,残念ながらネットへの接続性がよくなく途中で思うように使用できなかったです.Google Documentで作成したスプレッドシートで,一応,オフラインでも使用可能なように設定していたつもりだったのですが,ネット接続が中途半端だったためか,結局使用できませんでした.

そのため途中で貯金を確認できず,また普段のブルベでタイムアウトを気にしたことがなかったため,ついうっかりしてタイムアウトとなってしまいました.

ちなみにSIMはThreeのものを使用しました.Threeのせいだったのかどうかは分かりませんが,でも結局どこのSIMを使ってもリスクは残るのでスマホが使えなくても大丈夫な手段 (紙!)も用意すべきだったと思います.

ドロップバッグを使い倒すべき

今回,機材的な課題は
・工具を走行中に紛失してしまったこと.(よって腰痛時にポジション調整ができなかった)
・防寒着の準備が圧倒的に不足した.

この点からのドロップバッグの使い方の反省としては,バッグの容量は十分余裕があったのだから,明らかに必要なものだけでなく,もしものときの予備や,想定が(少し)外れたときにあると助かるものを入れておくべきだったということです.走行中の紛失,故障対策,想定外の天候対策など.

準備段階では「ドロップバッグに入れていても最初の400kmはそれなしで走らなければいけないし」とか考えたりしましたが,400km何とか凌ぐことと,1200km走り切ることは全然違うので途中でも装備が得られればすごく有難いと思います.

[PBP 2019まとめ] 目次
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